「高経年化プラントの維持管理」カンファレンス&展示会

高経年化プラントの維持管理2021

2021年2月18日・19日に、高経年化プラントの維持管理カンファレンス・展示会をオンライン開催いたしました。

カンファレンスとイベントをまとめた国際実行委員会の目的は、参加者が現在および将来のプラントで安全で持続可能な操業を確保するために直面する課題と問題をよりよく理解することができるだけでなく、知識と経験を共有することにより老朽化したプラントの管理の複雑さについての一般的な認識を生み出すためのプラットフォームを提供することでした。この目標は、講義とディスカッションを通じて、またプラントのメンテナンスとプラント管理、廃止されたプラントで発生する可能性のあるリスク、診断、IoT、スマートメンテナンスなどの重要なトピックをよりよく理解できるようにすることで達成されました。

テーマは、生産、コンサルティング、エンジニアリング会社の技術スタッフとマネージャーにとって、またサプライヤーとメーカーや保守および検査サービス組織、これらの企業/団体内の経営者の意思決定者にとって特に興味深いものであることが証明されました。

イベントは、JGCグループ、Schmidt + Clemens Groupによって後援されました。また、公益社団法人 石油学会、公益社団法人日本プラントメンテナンス協会、一般社団法人日本バルブ工業会、World Class Maintenanceに協賛していただき、Materials Technology Institute (MTI)はナレッジパートナ-としてご協力いただきました。

2日間のカンファレンスプログラムの各日は、基調講演から始まりました。1日目は、国際大学の橘川武郎氏による「高経年化対応と国際競争力 〜製油所・石化プラント・発電所を中心に〜」、インドネシアのプルタミナのTogar M.P.Manurung 氏と Bonifacius Azis氏による「海外操業会社からの見解」、出光興産㈱の長谷川 勝宣氏による「プラント設備における高経年劣化対策と設備信頼性向上の両立に向けた取組みと課題」等が挙げられます。

他にも、スマートメンテナンスに向けたビジネスモデルは、富士通研究所の澁谷利行氏とオランダのティルブルグ大学 ・World Class Maintenance Foundation のHenk Akkermans氏によってご発表いただきました。高経年化プラントの維持管理に対するエンジニアリング会社のご経験は日揮グローバル㈱の西山 航氏によって、老朽化するプラントのパイプラインの安全管理とシステム評価についてはアメリカンペトロリアムインスティチュートのColin M. Frazier氏にご発表いただきました。1日目は、旭化成㈱とSchmidt + Clemens GmbH + CO. KGに高経年化事例現象のいくつかのケーススタディをご紹介いただき幕を閉じました。

2日目は、オランダのR. Cordewener Management & Consultancy BVのRaymond Cordewener氏による「圧力容器のクラッド側部材の応力腐食割れとスリープ適用のリスク」、英国のマンチェスター大学のDirk Engelberg氏による「ステンレス鋼インフラの腐食評価完全性を評価するための標準腐食試験手順と実践の限界」、カナダのニッケル協会のGary Coates氏による「ステンレス鋼とニッケル合金の溶接補修の手引き」といった3つの海外からの発表によってスタートいたしました。続いて「ボルティングシュミレータを使ったフランジ締結作業員の技量認定」、「バルブの経年劣化とその対応」、「配管架台の接触部の腐食有無の判定検査」、「環境腐食モニタリング通信システム」、「回転機械を対象に振動の傾向管理手法の紹介」等の最新技術に関する2つのセッションがございました。この日はパネルセッションで締めくくられ、参加者は国際的な専門家のグループに老朽化したプラントの管理について独自の質問や問題を提起することができました。
 
新型コロナウイルス感染拡大の影響により、日/英2ヶ国語国際技術会議と展示会はオンライン開催となりました。カンファレンスをライブ配信することにより、より多くの海外の方々にもご参加いただくことが可能となりました。カンファレンスプログラムの全セッションとQ&Aは、 日/英同時通訳を行う事によって言葉の壁を感じることなくご参加者の皆様にカンファレンスから知識と経験を得ていただくことができました。

ご参加の皆様には、 カンファレンスの録画版を一週間限定で公開させていただきましたため、見逃してしまったセッションや再視聴したいセッションを振り返って見ていただく機会となりました。

この度はたくさんのご参加誠にありがとうございました。
高経年化プラントの維持管理の成功は、ひとえに皆様のご支援とご指導の賜物と、深く感謝しております。

高経年化プラントの維持管理に関するお問い合わせは、カンファレンス担当の市川までご連絡くださいませ。
email: k.ichikawa@kci-world.com、電話: +31-575-789-260(オランダ)


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Schmidt + ClemensJGC Corporation

協賛

Japan Institute of Plant MaintenanceWorld Class MaintenanceJapan Valve Manufacturers’ AssociationThe Japan Petroleum Institute